プラネットポディウム編集部

ポディウム公式アカウントです。ヨーロッパのロードバイクシーンがナニを考え、どのよう… もっとみる

プラネットポディウム編集部

ポディウム公式アカウントです。ヨーロッパのロードバイクシーンがナニを考え、どのように問題に取り組んでいるのか……をお伝えします。http://www.podium.co.jp/

マガジン

Satellite FSA/Vision

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Q&Aで基礎から学ぶ、ホイール選びの正解

知っているつもりで、実は分かっていないこと。誤解されているホイールの基礎知識について、プロチーム御用達のVisonホイールの開発者が質問に答えます。 Q1:"初心者用ホイール "とは安いホイールの総称ですか? それとも、 初心者に適した性能があるのでしょうか? A:いい質問ですね。初心者用やレクリエーション用に分類されるホイールはコストが低く、部品の性能も相応のホイールのことを指します。 ライディングスキルやコスト面を考慮し、リムのハイトの低いホイールやコストが抑えられ

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パリ〜ルーベ2021覇者が教えてくれた、  プロ選手がホイールに求めること。

ソニー・コルブレッリ選手とは 2021年、パリ~ルーベで優勝したソニー・コルブレッリのインタビューをお届けする前に、私から彼のことを簡単に紹介しましょう。彼がアルプスの山々のふもとにある小さな町に生まれたのは32年前。プロ生活を始めたのは2012年からで、それはサイクリングと自転車の大きな変革期と重なります。 彼は新しいテクノロジーとテクニックを上手に操る選手です。レースではためらいのない、目標にフォーカスする走りが特徴的ですが、同時に、準備やバイクパーツの選択段階では細

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次世代ロードバイクの機能性を加速させるK-Force WEに込めた想いを語ろう

11月某日、プラネットポディウム編集部に一通のメールが届きました。差出人はFSAの社長、クラウディオ・マッラさんからでした。 記事を面白く拝見しています。このメールをくれた方と、我々のスタッフでオンラインミーティングしてみたら、さらに面白いことになるのではないか?……と。 FSAからの申し出を断わる手はないので、編集部は手紙を書いてくれたKTさんと連絡して12月初旬にZoomでミーティングが行なわれました。FSAからは電動ドライブトレイン研究開発プロジェクトマネジャーのア

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再び、FSAへ便りを出してみる

拝復 いつの間にか残暑も終わり、金木犀の甘く優しい仄(ほの)かな香りがする季節となりました。いつもであれば、新緑の中で行なわれるはずのジロ・デ・イタリアが、ハロウィンが近づいた頃に佳境を迎えているなんて、今年は本当に不思議な一年です。そして、粗野な言葉遣いの拙い文章に目を通し、返事をいただけたことも未だに不思議な感じがします。いただいたメッセージに目を通し、この僥倖に乗じて、もう少しだけK-Force WEについて感じている疑問を書き連ねてみようと思います。 コンポーネン

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Satellite idmatch

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idmatch : 足のアーチを基準に設計された自転車専用フットベッド

バイクフィッティングシステム“idmatch”からサイクリング専用フットベッドが発表されました。トップライダーからホビーライダーまで7万人以上のサイクリストを分析、足のアーチを基準に設計された初のサイクリング専用フットベッドです。 開発の背景や魅力について、開発者のひとりルカ・バルトリ氏に語ってもらいます。 フットベッドの役割Q1.スポーツの競技によって理想のフットベッドは異なりますか? A:足は形状、構造そして機能の点からも複雑な器官です。動きと安定を生み出すと同時に

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スポーツ人間工学が導き出した、ペダルとシューズの正しい位置を知る

2回にわたって総合的な視点からの話が続きました。今回は身体のパーツからアプローチします。サイクリストと自転車の3つの接点、ペダル、サドル、ハンドルのうち、ペダルについて考えてみましょう。 効率的なペダリングを支えるクリートの位置ーー idmatchでは足のバランスポイントという表現を使っていますが、正しいクリートの取付け位置について、どのように考えていますか? ルカ バランスポイントを説明するのに最適なのが、水泳の板飛び込み競技です。完璧にバランスをとった状態で静止し、こ

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サドルに正しく座るとは……

前回はペダリング時の足と脚の動き、さらにクリートの設定について考えました。今回はサイクリストと自転車のもう1つの接点、サドルです。 ルカ ここ20年間、プロ選手たちとのやり取りは戦いでした。多くの人は問題が発生するまで、自分が間違っていたということを認めません。 サドルメーカーは、正しく座ってもらうことを前提にサドルを研究開発しています。サドル中央部の穴やその他の工夫も、正しく座ることを前提として設計されています。 正しく座るとは、左右の座骨(結節)がサドル後部に完全に載

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ベストポジションの目指す場所

いいポジションとはパフォーマンスの落ち込みを抑えるポジションのことです。トレーニングの究極の目的である平均速度の向上に大きく役立ち、快適で身体に障害を発生させません。 idmatchは他のバイクフィットサービスよりも格段に分かりやすく、短時間に、手軽に安全なライディングフォームを手にすることができます。 そこで詳しい話をする前に、まずは動画で全体の流れをつかんでみて下さい。 ということを前提に、創業者ルカ・バルトリの話を続けます。 ルカ バイクフィットの秘訣は、必要最

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Satellite Time

Time関連の記事をまとめています

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TIMEの新リーダーが明かす “進化する未来とニューモデル”

混乱の時代を越え、TIMEは新しい時代を向かえました。ファストグラベルロードのADHXに続き、フラッグシップモデルのAlpe d' Huez Disc(アルプデュエズ ディスク)をリリース。新工場の設立、未来予想図について新社長がすべてを語ります。 Q:自己紹介してください トニー・カークラン(Tony Karklins)です。53歳のサイクリストで、レーサーではありませんが自転車が大好きなエンスージャストです。年間の走行距離は2500マイル、子供の頃はツール・ド・フラン

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次世代Timeの現在地 1

TimeのR&Dマネージャーのザビエル・ルサブシャールのインタビュー。 今回はnote版のプラネットポディウムで、もっともやりたかったコンテンツのひとつをお届けします。それは社内で埋もれていたメーカーの声や写真を、あなたにも聞いて、見てもらうことです。 Timeのことをよくご存じでない方もいると思うので、簡単に説明します。2016年、Timeはより安定した経営環境を実現するため、ウインタースポーツで有名なロシニョールグループに加入しました。 現在、Timeはフランス・イ

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次世代Timeの現在地 2

TimeのR&Dマネージャーのザビエル・ルサブシャールのインタビューの 2 回目。 前回、快適性には振動を抑制する動的快適性とジオメトリーによる静的快適性があるという話をしてくれたザビエル。自転車選手としての経歴は14-15歳のときにはBMXの選手として国内選手権 9 位という戦績を残し、以後は20歳までロード選手として活躍。 スイスのジュネーブにある工科大学を卒業。1998年、自作のカーボンフレームをR&Dマネージャーだったジャン・マルクに見てもらったのをきっかけに入社

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Timeの源流を訪ねる 1

2016.1.21  ジャン・マルク・グッグヌー Timeを語る上で忘れることのできない人物が2人います。ひとりは創業者のロラン・カッタン。もうひとりは、伝説の名エンジニア、ジャン・マルク・グッグヌーです。 年末、編集部でハードディスクの整理をしていたら宝物を発見。なんと、2017年にリタイアしたジャン・マルクの未公開インタビュー音源でした。というわけで、予定していたコンテンツを変更して、2回に渡ってアクティブフォーク誕生に纏わる話をご紹介します。 ーー Timeのフレ

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Satellite Selle San Marco

イタリアの老舗サドルメーカー、セラ・サンマルコの記事をまとめて紹介します

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開発エンジニアが語るショートフィット2.0 3Dサドル

未来のロードバイクを創造するとき、最初に考えるべきはエアロダイナミクスでも剛性の強化でもない。快適性こそが最優先される課題だ。それは人間がエンジンとなり、操作をし続ける限り、疲労や苦痛から解放されることは速さや効率と直結するから。 ある統計によると、サイクリング中や、事後にお尻の痛みを経験したことがある人は80%にも及ぶという。すなわちトラブルを解決する一丁目1番地はサドルにある。ポジショニングなど他の要素も関連するので、画期的な製品が1つあれば解決する問題ではない。 だ

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Satellite Carrera

Carreraの記事をまとめています。

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自転車好きの子供たちにイタリアがしていること

近年、ヨーロッパのレースシーンはR・エヴェネプールやT・ポガチャルなど若い選手の活躍が著しい。日本でも選手育成の必要性は語られているが、なかなか思うように進んでいない。 イタリアでは、どのように子供と自転車の関係性を築いているのか? カレラの社長シモーネ・ボイファーバへのミニインタビューをしてみました。 Q: 今シーズンから機材を供給し始めたチーム・ビエス・カレラについて、どのようなチームか紹介してください。 シモーネ  チームには60名のライダーがいます。内訳はコンチネ

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3年振りにプロチーム“BIESSE-CARRERA”へ機材供給を再開。

ジロ・デ・イタリアが開幕しました。コロナ禍で変則的なスケジュールが続いてきたレース界も、少しずつ日常を取り戻しつつあるようです。そしてカレラも新しい時代を迎えつつ、伝統のプロロードレースに復帰しました。今回は、自身も元プロ選手だった社長のシモーネ・ボイファーバの最新インタビューをお届けします。 ― あなたが社長になってから初めてのプロチームへの機材供給ですが、今回のチームと契約に至った経緯を教えて下さい。 シモーネ カレラは選手用機材として父が興したブランドですから、レー

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Phibra Discと、未来のCARRERA

春にお知らせしていたフィブラ ディスクが入荷しました。予定していたよりもスケジュールは遅れましたが、シモーネ・ボイファーバの自信作です。このニューモデルにかける彼のメッセージをPlanet Podiumでご紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーー Q ついにフィブラ ディスクがリリースされました。 シモーネ 大変、遅くなってしまいました。言い訳はたくさんありますけど、すいません、その主犯は私です。コロナ渦で想像以上に需要が高まったので、今こそ安定して製品を供給するこ

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2022年、カレラは新Phibraでリスタートします。

イタリアのレーシングフレームメーカーCarreraは新体制になりました。創業者のダビデ・ボイファーバから、息子のシモーネへと世代交代し、新しい社屋とスタッフでスタートを切っています。 次回、紹介するときはイタリアへ行き……と思っていたのですが、行けないまま多くの時間が過ぎてしまいました。予定していたニューモデルのリリースも遅れてしまい、ご迷惑をおかけしております。というわけで、ここしばらくニュースのなかったカレラの新社長、シモーネのミニインタビューをお届けします。 ー 今

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