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ハッチンソン関連の記事をまとめて紹介します
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#タイヤの話

基礎知識と地道なルーティンで、TLRの最高性能を引き出す

2020年はインナーチューブのないチューブレスレディを手掛けるメーカーが、一気に増えました。しかし、ハッチンソンのエンジニア、ジョエル・バレさんは「まがい物が多く、チューブレスレディタイヤの魅力が分からない」人たちがたくさんいるという。 推奨空気圧が最適とはかぎらないーー 推奨空気圧って、どのタイヤにも表記されていますけど、その範囲内でも、上限と下限では走行感が大きく違いますよね。 ジョエル 性能を左右するパラメーターは たくさんあります。 ライダーの体重によって変わるの

11ストームに秘められた現代タイヤの基礎知識

前回に引き続き、ハッチンソンのエンジニア、ジョエル・バレさんのインタビューの続きをお届けします。ディスクブレーキ時代の到来とともにワイド化しつつあるロードバイク用タイヤ。その魅力と気をつけるべき点を忌憚なく技術者に聞き、忖度ナシに答えてくれています。 ジョエル タイヤメーカーが製品説明するときって、 コンパウンドの話が多いですよね? ーー ええ、ケーシングについては、 繊維密度(TPI)ぐらいですね。 ジョエル その理由は、ケーシングの素材って、 それ自体には大きな違い

はじめまして! ハッチンソンタイヤです

タイヤが大切だって、 みなさんも知っていますよね。 でも、どれくらいって言われたら、 ちゃんと答えられる人は少ないはず。 タイヤのこと、 ハッチンソンを、もっと知ってほしい。 それはプラネットポディウムを始める前からの課題でした。 それなのに、ハッチンソンが自信を持ってリリースした新しいフュージョン5について、しっかりと説明ができていない。 というわけで、今回はハッチンソンタイヤのエンジニアで自転車タイヤ開発部長のジョエル・バレさんに話を聞くことにしました。 ーー 多くの日